あとで困らない。
市民参加の川口へ。
政治を語る際に頻繁に出てくる言葉「是々非々」。これは「是々非々」が出来ない、難しいからこそ出てくる言葉です。川口市の市政を見ていると、議会での議論が本当に市民のためになっているのか、疑問に思うことが多いです。特に、政策の良し悪しを「是は是、非は非」と冷静に判断する「是々非々」の姿勢が、政党所属議員には極めて難しい構造があると感じます。一方、無所属議員であればこそ、党のしがらみから解放され、真に市民目線の判断ができる——これが私の持論です。
詳細は後記しますが、政党所属議員=>NGということではありません。政治には党派性がつきものです。特に国政では。
しかしながら川口市政において「無所属議員」の割合が少ないのでもっと増えたほうがいいのでは?ということです。
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以下参考:
無所属、国政政党の国会議員、地方議員の数(2026年2月5日版)
=>全国で見ると市区町村議会では無所属が圧倒的に多い
=>周辺と比べて川口市議会は自公が強すぎる
=>周辺と比べて川口市議会は無所属系が少なすぎ
=>地方議会こそロボット議員は不要では?
=>無記名投票(しがらみが無い投票)は今より増えた方が良い
=>記名投票、無記名投票の使い分け、投票結果がわかる仕組みを
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政党所属議員が是々非々を貫けない最大の理由:党議拘束と会派の同調圧力
政党所属議員の行動を縛る最大の要因は、党議拘束です。党議拘束とは、党内で事前に決めた方針に議員が従わなければならないルールで、違反すれば党紀処分(最悪の場合、除名)を受ける可能性があります。これにより、個々の議員は自分の信念や地元の声よりも、党の方針を優先せざるを得ません。
地方議会では、党議拘束として明文化されてなくても、会派による無言の同調圧力が働きます。同じ党の議員が集まって会派を形成し、会派内で「みんなで同じ方向を向く」ことが暗黙のルールです。表向きは「議論を尽くした」と言いながら、実際には会派の多数意見に逆らうことは極めて難しく、孤立を恐れる心理が働きます。これが「ロボット議員」を生む温床です(以前の記事「党議拘束はロボット議員を生む要因」でも詳しく書きました)。
具体的な構造:プランAが決まったら、プランB・Cは議論すらされない
政策決定の現場を想像してみてください。
ある重要な議題で、プランA、プランB、プランCの選択肢があったとします。
- 党や会派内で事前調整が行われ、「プランAで行く」と決まる。
- 一度決まったら、議会本会議ではプランBやプランCを深く議論する機会はほぼゼロ。
- 党議(会派)拘束(やその慣例)がかかっている以上、プランAに反対することは「党の方針に背く」行為とみなされる。
ここで議員のタイプが分かれます。
- 表面上は生真面目なタイプ:プランAをより良くするために、細部をブラッシュアップすることに全力を注ぐ。悪くはないが、根本的に「プランAが本当に最善か?」という疑問を封印してしまう。
- そうでないタイプ:諾々(だくだく)とプランAに賛成するだけ。党や会派の顔色をうかがい、自分の政治生命を守ることを優先。
どちらにせよ、結果として議会は「是々非々」の議論を欠き、党や会派の都合が優先される構造ができあがります。市民の多様な声や、より良い代替案が埋もれてしまうのです。
無所属議員だからこそ可能な是々非々
一方、無所属議員には党議拘束がありません。会派にも所属しない(もしくは所属しても拘束が緩い会派が殆ど)のため、無言の同調圧力からも比較的自由です。
- 政策一つ一つを、市民の声やデータ、自身の信念に基づいて判断できる。
- 良いものは良い、悪いものは悪いと堂々と言える。
- プランAが決まっても、「いや、プランBの方が市民のためになる」と堂々と反対・修正案を出せる。
もちろん、無所属にも弱点はあります。政党名がなければ選挙で不利ですし、政務活動費や情報収集面で不利になったり、孤立しやすい点です。しかし、是々非々の姿勢を貫くという点では、圧倒的に優位です(関連記事「川口市議会に無所属議員を増やそう!」参照)。
川口市議会に必要なのは、真の無所属議員の増加
川口市の課題——財政危機、外国人との摩擦、医療・教育問題、公共交通、低投票率など——は複雑です。党派を超えた是々非々の議論がなければ、市民にとって本当に良い解決策は生まれません。
政党の看板に頼らず、市民目線で戦う議員を増やすことが、川口市政を変える第一歩だと思います。
あとで困らない。
市民参加の川口へ。