「緊急性の高い人を救うための救急資源の確保」が必要
自分の結論: 速やかな有料化: 実質費用の半額程度 +「選定療養費」の両方徴収で
後記しますが、海外では既に有料化している事例があります。アメリカだと30万円超など高額です。他には、公的保険で実質上でカバーされている国も多いのですが、外国人は有料の国が多いです。渡航する場合は、旅行保険カバーの範囲などにご注意を(医療費そのものも高額です)。
下記も参考で・・・・・
川口市立医療センター(川口MMC)の未来(自治体病院の経営危機)
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昔だったらすぐに駆け着けて助けられたのに、もう無理、助けられない。そんな事例が今後、頻発。
川口市の救急は、緊急性を要する救急運用にたびたび支障をきたす状況になってきていると思います。自分はXでそのツイートを見るたびに何度もRTしていますが・・・現在年間の救急出動回数は4万回に迫る(今年は越えてるかも)勢いです。
日本最強とも言える東京消防庁(東京都は市区町村単位でなく都全体で対応する体制であり、予算や人員などが日本最強)でも、救急出動がひっ迫しているXのツイートが時々ながれています。
また川口市は東京都から川を挟んで隣ということもあるのですが、何故か時々東京消防庁の救急車を見かける事があります。川口市の救急車が足りずに応援をお願いしている可能性もあります。また2025年12月下旬にとなりのさいたま市で川口市の救急車の緊急走行を見かけました。かなり逼迫していると思います。
★★ 救急車1回出場のコストは5万円かそれ以上
平成16年の下記の東京都の財務資料の「機能するバランスシート」から4万5千円という数値が各所に出典として散見されます。20年ほど前の資料での数値ですから、現在はもっと大幅に費用がかかっている事は確実であり、日本最大・最効率ともいえる東京消防庁での数字なので、他の市区町村ではこれよりも遥かに大きな費用がかかっている事は間違いないでしょう。
なお、「出動」ではなく「出場」という表現は、消防・救急に関する文書で出てくる用語のようでこちらを使ってます。
★★ ひっ迫するとどうなるか?
(1)救急隊員の到着時間が異様に伸びる
昔だったら10分で到着だったのが、20分、30分、それ以上になるなどかなり伸びる。
昔だったらすぐに駆け着けることが出来て助けられたのに、もう無理、助けられなない。
そんな事例が今後は頻発する事が予想されますし、すでに一部で起きているかもしれません。
(2)ひっ迫しないようにするには多大な税金投入
川口市のペース(毎年3千件ずつ増加)だと、毎年1億5千万円以上の税金投入の増加。川口市の予算規模感なら、コミュニティバスの路線を毎年6路線程度ずつ増やし、その全てを全額無料するぐらいの予算規模感です。さらに言うと10数年後には市内に100路線のコミュニティバスが走りそれら全てを無料にできるぐらいの規模感の税金を投入して救急車無料を支えるのか?という勢いです。
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★★ 各種グラフなど
川口市の救急出場件数をグラフ化したものが下記。
人口増に比べて異常に増えているのがわかります。
https://www.city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/05010/040/2/32651.html

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令和6年中の東京消防庁救急隊の出場件数は過去最多を記録し、935,373件でした(前年比+17,062件)。
また、救急搬送された方のうち初診医師により軽症(軽易で入院を要さない)と判断された割合は52.8%で半数以上を占めています。

程度別搬送人員

年代別搬送人員の推移
救急需要は、高齢化の進展、疾病構造の変化や都民ニーズの多様化などにより年々増加傾向にあります。特に高齢化の影響は大きく、搬送された方を年代別で比較すると、75歳以上の方が340,594人と、全搬送人員798,035人の3分の1以上(約43%)を占めています。

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★★ 日本の先進事例: 三重県松阪市、茨城県
この2例は救急車の直接的な有料化(出動費用自体を患者負担とする)は未実施ですが、既存の「選定療養費」制度(紹介状なしの大病院受診に対する追加負担)を活用した「実質的な有料化」です。本来は国が法整備を行うべきですが、まったく追い付かないために自治体単位でできる苦肉の策といったところでしょうか。
病院側の判断で緊急性が高い診療とされた場合には「選定療養費」が無料となり、緊急性が低い診療と判断された場合には「選定療養費」が発生(1,100円~13,200円程度)となるものです。
導入前後のいろいろなデータが公表されています。
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★★ アメリカ、カナダ、オーストラリアの例
Grok調べ:
アメリカ:高額負担が常態化
全国平均で、Basic Life Support(BLS:基本生命維持、軽症向け)の運搬料金は約940ドル(約14万円、1ドル=150円換算)、Advanced Life Support(ALS:高度生命維持、重症向け)は約1,277ドル(約19万円)です。 これに加え、マイル料金(1マイルあたり10-30ドル)が加算され、総額は1,000-2,000ドル(15万~30万円)を超えるケースが一般的。NYやLAなどの大都市では更に高額だったり・・・。
カナダ:州ごとの格差大
救急車は州管轄で有料。全国平均は300-650カナダドル(約4-8万円ぐらい)とアメリカの1/3-1/5ですが、州によって大きく異なるようです。
オーストラリア:州ごとの無料/有料混合
救急車は州運営で有料。全国平均915AUD(約9.7万円、1AUD=106円換算)+6.07AUD/km。 2025年7月から多くの州で3-11%上昇。クイーンズランド(QLD)は住民無料。