@Chrophoto

川口の未来を「利権」から「市民」へ。オンブズマン条例(試案)


あとで困らない。

市民が参加できる川口に。

 

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以下も参考で

頻発する政務活動費の不正利用と会派一括交付という議会のドンを生む背景

各種監査の強化と内部統制制度の導入を

 

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1. はじめに:なぜ川口に「最強のオンブズマン」が必要か

川口市に住み始めて10年。隣接する戸田市や蕨市、足立区と比較して感じるのは、川口の政治状況には利権や不透明な行政が「あとで困る」レベルになりつつあるという危機感です。

川口市の価値、つまり不動産価値も守り、子供たちが「この街に住み続けたい」と思える川口にするためには、行政の利権や不当な問題を外部から厳しく監視する**「市民の守護神(オンブズマン)」**が不可欠です。

オンブズマン制度は世界140か国で制度として国政レベルで導入されています。しかし日本ではオンブズマン制度が法制化されておらず、ごく少数の自治体が条例で取り入れているのみです。日本でオンブズマンを名乗る団体(条例化された川崎など一部を除いて)は、無償のボランティアであり、空いた時間に善意で活動するなど非常に脆弱な状態です。川口市にも川口市民オンブズマンがありますが、善意の空いた時間での活動のために残念ながら活発とは言えません。

 

参照:日本最初の川崎市市民オンブズマン制度(最古にして最強?)


2. 世界が教える「独立性」のスタンダード

「行政が自分で自分をチェックする」のは不可能です。世界の成功事例は、徹底した「独立性」を求めています。

    • ベニス原則(Venice Principles): 欧州評議会が定めたオンブズマン制度の「黄金律」。行政からの完全な独立を求めています。

    • カナダ・トロント市: 約24名の専門家が、行政の「不公平」をシステムレベルで是正。

    • 香港モデル: 予算が物価指数と連動し、政府が「予算削減」を武器にオンブズマンを脅せない仕組みを構築。

 


3. 川口市市民オンブズマン「具体的スペック試案

川崎市の成功モデルをベースに、さらに独立性を強化した「川口アップデート版」を提案します。

■ 人員構成:8名の精鋭体制

    • 市民オンブズマン(本人):3名(非常勤と常勤)

      • 弁護士、公認会計士、行政学教授などの外部専門家。

      • 1名でもなく2名でもない「3名の合議制」にすることで、判断の偏りを防ぎます。

      • 任期は3年もしくは5年で最大2期までとし、市長や議員の任期とズレを出しその影響を抑えます。
    • 事務局スタッフ:7名(非常勤と常勤)

      • 行政実務に精通した職員に加え、一部に警察OBや民間の「外部採用枠」を設け、調査の客観性を高めます。

      • 予算に柔軟性をもたせるために、調査の少ない年などで余った予算は来年度に繰り越せるものとします。また予算に余裕がある際には非常勤スタッフの常勤並みの稼働や臨時スタッフを雇える体制にします。


■ 選出方法:市長・与党に「お友達」を選ばせない

    • ステップ1:独立選考委員会の設置公募市民、専門団体(弁護士会等)、大学教授で構成。市長や現職議員は介入できません。
    • ステップ2:議会での「特別多数」承認選考委員会が推薦した候補者を、市議会の「3分の2以上の賛成」で承認。


■ 予算(年間コスト):年間約4,600万円(物価指数連動)

    • 市民一人あたり:年間約75円

    • 仕組み: 川口市の一般会計予算(約2,100億円)のわずか0.02%以下

    • 予算を条例で固定化し、市長が「気に入らない調査をされたから予算を削る」という報復を封じます。


■ 権限:タブーなき調査

    • 文書提出強制権: 「秘密保持」を盾にした資料隠しを許しません。

    • 議会・市民への直接報告: 市長を通さず、WebやSNSで調査結果をダイレクトに市民へ公開します。

 


4. 既存モデル(川崎市)との比較と考察

日本初の条例オンブズマンである川崎市の事例を分析すると、導入のメリットと課題が明確になります。

項目川崎市(日本型標準)川口市への提案(改良案)
独立性条例により担保予算固定化と「特別多数選出」で強化
年間コスト約4,600万円同規模(市民一人あたり75円)
調査対象市役所内部外郭団体や議会事務局まで拡大
弱点事務局が市職員のみ外部調査員を登用し「身内感」を排除

# 川崎市のオンブズマン制度は議会は対象外となっておりそれが弱点といわれている

参照:川崎市市民オンブズマン制度


5. 結論:この投資は「川口の価値」を高める

「年間4,600万円は高い」という声があるかもしれません。しかし、不透明な公共事業や利権による税金の無駄遣いは、その数倍、数十倍にのぼる可能性があります。

「オンブズマンが厳しく監視している街」という評判は、行政の質を高め、市民の参加を促し、結果として「街のブランド力」の上昇に直結します。

10年住んで愛着があるこの川口市を、「あとで困らない街」にするために。

市民の手で、この最強のチェック機関を条例として成立させましょう。

 

 

あとで困らない。

市民が参加できる川口に。

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