埼玉県および川口市の低い投票率、投票率向上への努力が足りない事


 

 

低い投票率は問題なのか?

結論:

現状に不満がなく政治に不安を感じてなければOK。

現状の日本では、現状や将来に不安・不満があるのに投票率が低いのはおかしいと自分は感じている。

ー>こちらもお勧め:期日前投票の勧め

 

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日本の全体の投票率は世界147位(2021年時点、55.9%)で、先進国の中でも低い。 若年層の投票率の低さは、韓国やスウェーデンと比べ特に顕著。sdgsmagazine.jpes-inc.jp  www.es-inc.jp

 

投票率が低いケースとは?

 

情報不足

候補者や政策に関する情報が不足している、または選挙の広報が不十分な場合、投票意欲が低下します。

競争の欠如(詳細後記

選挙結果がほぼ確定している(例:特定の候補や政党が圧倒的に強い)場合、有権者が「投票しても変わらない」と感じて棄権することがあります。

若年層の参加率の低さ(詳細後記

日本の若年層の投票率(30~35%)はスウェーデン(85%)や韓国(70%以上)に比べ極めて低く、OECD諸国でも最下位クラス。

アクセスの問題(詳細後記

投票所が遠い、投票時間が限られている、移動手段がない、身体的制約があるなどの物理的・時間的障壁がある場合、参加が難しくなります。

政治への無関心や不信感

有権者が政治や選挙結果に興味を持たない、または政治家や制度に対する信頼が低い場合、投票に行く動機が低下します。

選挙の重要性の低さ

地方選挙や単一議席の選挙など、結果が生活に直接影響しないと感じられる場合、投票率が下がる傾向があります。

天候やタイミング

悪天候(大雨、台風など)や、選挙日が平日や繁忙期に重なる場合、投票率が10%以上低下することがあります。
ー>期日前投票で避けることができます。

 

 

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「競争の欠如」:埼玉県および川口市の首長選挙の例

 

川口市長選の日本記録最低?レベルの低い投票率:21.67%(2022年02月06日投票)

->現職 V.S. 無名候補(泡沫に近い:失礼)

現市長になってから川口市での歴代最低を毎回更新中。

さらに言えば、市という行政・自治体単位では俺調査の範囲では、自分が調べた範囲では日本歴代最低記録?

 

埼玉県知事選で日本歴代最低の低い投票率:23.76% 2023年08月06日投票

こちらは新聞報道などで知事選挙で日本歴代最低記録であることが解っている。

―>与野党相乗り候補(結果、圧勝)と共産党の候補など

 

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「若年層の参加率の低さ」

こちらの選挙に行かない理由の1位、2位では 予定ができた、用事が出来た、時間がない、忙しい。

ー>対策としては2つ

期日前投票(注意点があるも個人的にはお勧め)

・商業施設などの利便性が高い所への投票場の開設

 

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「アクセスの問題」:川口市は商業施設に投票所を設置していない

川口市は周辺市区と比較しても最も低い投票率と言ってよいのに改善をしようとする意図が感じられない。周辺市区の多くでは、ショッピングモール(イオンモールなど)や商業施設などの臨時投票所を選挙期間中に開設している。蕨市も川口市と同様に商業施設などの設置がないようだがこちらは面積が日本最小であり事情は大きく異なる。

 

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自分が経験した川口市の問題点

 

川口市の選挙公報の未配布

2025年7月の参院選の選挙公報が届きませんでした。(2024年の衆議院選挙の選挙公報は届きましたが) 2024年から新聞折り込みからポスティングに。city.kawaguchi.lg.jp/soshiki/06020/
請け負ったポスティング業者に問題があるのか?と思って入札状況を調べるも、そういった情報開示はなかった。

 

 

 

川口市の投票入場券の遅配

2024年秋の衆議院選挙の時の「投票所入場整理券」は非常に遅い遅配となった。投票率を下げたい意図があるのか?と疑って周辺市区の遅配状況(全国で遅配があった)を各市区のHPなどで調べた結果、川口市の遅配状況は周辺市区と比べても最悪だと分かった。届いたのは投票日の3日前と酷かった。この遅配だがいつも通りに期日前投票をしたかったのでかなりヤキモキした。期日前投票「投票所入場整理券」があったほうがスムーズ(整理券がないと投票所で宣誓書を書く必要がある)だし、投票に行くきっかけにもなっていたし、雨が降ったり、急用事が出来たりした場合に投票所に行きにくくなる可能性も出てくるなどで、ある意味で「投票妨害」のように思えた。

なお、コロナワクチン接種券も周辺市区と比べて遅かった。当時、友人・知人と話題にした場合にも「えっ、まだなの?」と驚かれることが多かった。友人・知人の中で自分よりも遅かった人はいなかった。

 

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投票率は高ければ良いというものではない:

権威主義国家、独裁主義国家で高い投票率を自慢する国(元首)、投票しないと罰則(罰金)がある国もある。投票率という数字を権威の正当性の裏付けに使っている例も多い。

酷い例:

ロシアではウクライナの占領地域で無理矢理の選挙を行っている。軍隊が家を訪問して銃を突き付けて投票所に向かわせている。公正な選挙が行われているかは非常に疑わしい。

北朝鮮も投票率はほぼ100%。